葬儀の前半の流れは、事前準備、危篤、臨終、葬儀の依頼、となります。事前準備はすべての人がやっておけるわけではありませんが、事前に葬儀プランや業者を決めておくと、万が一のときに行う作業を減らすことができて安心です。生前に準備しておくと良い内容は、会葬者のおおよその人数、費用の捻出方法、どこの業者に依頼するか、の3つです。おおよその人数がわかっていれば、どこの斎場を選べば良いかだいたい見当をつけることができます。
人数がわからないと、告別式の日程や開催場所、費用の見積もりなどが行えないので、あらかじめ決めておけるようにしましょう。もし本人の希望があれば、会葬者の人数は本人の意思に従いましょう。費用の捻出方法も決めておけると良いです。ほとんどの業者では、終わった後1週間以内に現金で支払うことが必要になります。
本人の口座の中にお金が入っているのであれば、当面の生活費と葬儀費用を分けておいて、口座凍結に備えておくと安心です。最近ではクレジットカード払いに対応している業者もあるので、検討してみましょう。どこに依頼するかは、本人と家族の希望を極力叶えてくれる業者に頼むことが大切です。以前使って良いと感じた葬儀社があれば、そこを引き続き利用しても良いです。
ただし、担当者が変わると対応が変わる可能性があるので、対面して雰囲気を掴んでおくようにしましょう。時間があるのであれば、複数者に見積もりをとって比較検討すると良いです。